当時、烏帽山頂上から見下ろした雲見の村

海・浜・山・畑・田。自然と密着した暮らしをしていた雲見。
時代を反映する環境と生活が人々を育む。
土間、囲炉裏、柱時計、卓袱台・・・今でこそレトロブームで見直されているものの、やはり生活の中に
自然に溶け込んでいる姿はその時代にしか見られないことを痛感する。
そして忙しくも温かい家族の情に包まれた暮らしが写真の中に息づいている。
雲見を訪れる際には、観光・温泉・食事だけでなく、そういう脈々と受け継がれている人間味、
素朴な笑顔・自然のもてなし・純粋な心・・・を体感していただければ、一層充実した旅となることでしょう。



当時のある家庭の一日を嫁の立場で振り返る。
嫁は朝3:30に起床。朝食の仕度をととのえ4:30の起きる男たちに食べさせる。
6:30に送り出してから自分は野良仕事へ。
夕方5:00に帰る男たちにふかし芋を食べさせている間に夕食と風呂の仕度をする。
男たちが7:30に就寝すると、ようやく自分の食事をし、風呂に入り、繕い物をして、10:30に寝床に就く。
本当に昔の人は働き者だ。


写真左上・・・幹部会の様子

写真上・・・婦人会の様子

写真左・・・放送室の様子